お知らせ
news2017.08.06
更年期障害
更年期障害とは、加齢によってエストロゲンの分泌が減少するために視床下部などの異常が起こり、自律神経・内分泌・精神障害などが現れるものです。
冷えやのぼせ、抗鬱や不安、焦燥などの精神症状が出やすくなるといわれています。
アーユルヴェーダでは、更年期にはヴァータが増大すると考えられています。
下記は、各ドーシャ別の現れやすい更年期の症状です。
【ドーシャ別 更年期障害】
ヴァータ性
気分の変動、皮膚や粘膜の乾燥、便秘、下痢、不眠、不安、性欲減退。
ピッタ性
怒り、過敏、短気、ホットフラッシュ、出血過多、皮膚病。
カパ性
アーマの蓄積により重い感じや眠気がする、やる気の減退、体重過多、肥満、むくみ、コレステロールや中性脂肪の高値。
対処法としては、ヴァータをはじめとするドーシャをバランスさせるための鎮静療法と浄化療法が効果的です。
【鎮静療法】
オイルマッサージを毎日行い、生殖器を若返らせるハーブ製剤をとる。
(シャタヴァリー、アロエベラ、サフラン、アシュワガンダなど)
ピッタ性… 抗ピッタの薬草であるアロエベラ、サフラン、シャタヴァリーなど。
カパ性… 抗カパ薬草であるトリカトゥ(ショウガ、コショウ、長コショウ)などのスパイスや、アロエベラなど。
【浄化療法】
アーマを溜めない食生活を心がけましょう。
更年期は、心のドーシャが乱れてメンタルアーマが溜まりやすくなります。
心の浄化のために、ヨガやマインドフルネスなどを実践しましょう。
また、生理がなくなると、血液を定期的に浄化するシステムが働かなくなります。
アロエベラやシャタヴァリー、サフランなどのハーブ製剤が有効です。
体と心の浄化で、ドーシャをバランス状態に戻し不調を乗り切りましょう。